家賃保証会社との交渉方法について

日々の暮らしを続けているうち、何らかの事情により、一時的に家賃の支払いが難しくなってしまうこともあるでしょう。

万が一そのような状態に陥ってしまった時でも、家賃保証会社との間で保証契約を結んでいるのであれば、このページを参考に家賃の支払いについて交渉をしてみましょう。

家賃保証会社は怖くない

交渉中

家賃保証会社と聞くとつい身構えてしまいますが、実際には身構えるような必要はありません。家賃保証会社はドラマや漫画のように大声を出しての取り立てを行ったり、学校や職場へ押しかけてくるようなことはしません。

基本的には電話や郵便等によって支払いの督促をしてくれますし、対応も丁寧です。

繰り返しになりますが、家賃保証会社は決して怖い存在ではありません。むしろ、急遽家賃を支払うことが難しくなってしまったあなたのために、支払えない分の家賃を立て替えてくれる心強い味方なのです。

家賃保証会社との交渉におけるポイント

具体的な対応の内容は家賃保証会社によって異なります。しかし、多くの家賃保証会社において交渉することが可能になっています。

なぜなら、入居者の側からコンタクトを取ることによって、家賃保証会社が督促を行う手間が省け、結果的に負担が少なくなるからです。

しかし、交渉の仕方によっては話が上手くまとまらないこともあります。そこで、家賃保証会社との交渉をスムーズに行うため、ポイントを押さえて交渉にあたりましょう。

まずは行動する

家賃保証会社へはできるだけ早く交渉の話を持ち掛けましょう。時期は早ければ早い程、交渉が進みやすくなります。

次回の家賃の支払いが厳しいかもしれないと感じたら、その時点ですぐに交渉しましょう。

早めに相談することによって支払期日の延長や、督促の電話やはがきが届かなくなるなどのメリットがあります。

期限を設定する

交渉の際には自ら支払いの期限を設定するようにしましょう。給料日など確実にお金が手元に入るタイミングで設定してください。

家賃保証会社としても、いつ支払ってくれるのか見通しの立たない入居者からの申し出よりも、支払い時期について見通しの立っている入居者からの申し出の方が安心して交渉に応じることができるからです。

その場しのぎの対応をしない

その場しのぎの対応は絶対にしてはいけません。例えば、払える見込みもないのに「月末までには絶対に支払います」と言うような約束です。

対応によってはトラブルへ発展してしまうこともあります。最悪の場合には悪質な入居者とみなされ、交渉する余地が全くなくなってしまう恐れもあります。

また、トラブルに発展しなくとも、一度設定した期日を守れなかったことにより、家賃保証会社からの信用が失墜してしまいます。

その場しのぎの対応をする人間が信用されることはありません。

事情を説明する

景気が回復してきていると言われている世の中ですが、まだまだ厳しい状態が続いてるのもまた事実です。それについては家賃保証会社も重々承知しています。

そのため、経済的に困っていることを素直に説明し、支払い時期を延ばしてもらえるよう交渉してみましょう。理由によっては、意外なほどすんなりと支払いを猶予してもらえることもあります。

誠意を見せる

家賃の支払いを滞納していると、必ず家賃保証会社からのコンタクトがあります。電話や郵送、場合によっては職員の方が訪問されることもあります。

しかし、絶対にそれらを放置してはいけません。家賃保証会社からのコンタクトに気がついたら後回しにしたり放置せず、直ぐに対応するよう心がけましょう。素早く誠実な対応によりこちらの誠意を表現することが大切です。

状況によっては一週間に何回もコンタクトがあります。それに対して面倒だと思うのではなく、大切な話し合いの場だと考え、誠心誠意対応するようにしましょう。

分割支払いを提案する

「お金に困っています」「家賃を支払うことができません」と言うだけでは家賃保証会社の担当者の方も困ってしまいます。

そこで、交渉の際に家賃の分割払いを提案してみましょう。分割とはいえ、入居者がきちんと支払いをしてくれるほうが家賃保証会社の手間が少なくなるからです。

状況が変わったらすぐに相談する

急な出来事により、一度交渉で決まった条件に応じることが難しくなってしまうこともあるでしょう。

そういった状況に陥ってしまった場合は、速やかに家賃保証会社に事情を説明するようにしましょう。最初の交渉と同様、相談は早ければ早いほど、家賃保証会社も柔軟な対応をすることができます。

状況が変わり、再び交渉するのには大きなエネルギーが必要となるでしょう。しかし、そこから逃げてしまっても状況は悪化するばかりです。状況が悪化した後の交渉は、より多くのエネルギーが必要となってしまいます。

状況が変わってしまったときは速やかに家賃保証会社へ相談するようにしましょう。

大家さんや管理会社と相談する

家賃保証会社はあくまであなたの払えなかった家賃を立て替え、大家さんや管理会社に払っているだけです。

そこで、大家さんや管理会社に直接相談してみましょう。理解のある大家さんや管理会社であれば、相談に応じてくれるでしょう。

交渉に関するQ&A

疑問と解決

いざポイントを押さえて交渉しようと思っても、それだけでは不安に感じられるかもしれません。そこで、交渉についてよくある疑問をQ&A方式で回答していきます。

Q交渉に失敗したらどうなるの?

一度交渉に失敗したからといって、その日から直ぐに退去となることはありません。しかし、家賃保証会社によっても対応が異なるので、家賃保証会社へ今後の流れについて確認し、その流れに沿って対応していきましょう。

Qどれくらいの期間支払いを待ってくれるのか

一概にいつまでなら大丈夫と言い切ることはできません。これまでの入居状況や対応の仕方、大家さんや管理会社さんの方針に加え、家賃保証会社によっても猶予期間は異なります。

ただ、よほど悪質でない限り、滞納している家賃を支払えるよう猶予を与えてくれることがほとんどです。何はともあれ、速やかな相談が重要となるでしょう。

Q家賃の支払いから逃げることは可能?

滞納している家賃の支払いから逃げることはできません。保証会社からの連絡を無視したり、滞納を続けていると最終的には裁判を起こされてしまいます。

裁判を起こされてしまった場合には速やかに滞納している家賃を支払うようにしてください。そのままの状態を続けていると、強制退去となってしまいます。

Q裁判に勝てるの?

まず裁判に勝つことは不可能だと思ってください。家賃保証会社が裁判を起こした原因が家賃の滞納にあるからです。

家賃保証会社に怯えることなく、誠実に対応しましょう

家賃が支払えないからといって家賃保証会社に怯える必要はありません。誠意を持って、できるだけ早い段階から相談することによって、交渉は充分可能になります。

また、嘘をつくことやその場しのぎの対応は絶対にしないでください。トラブルの原因となります。

家賃保証会社に対して誠実に対応し、交渉をスムーズに進めていきましょう。