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Casaは家賃決済も含めトータルな保証サービスを提供している家賃保証専門の会社です。2020年8月現在利用しているオーナーの人数は27万人以上。利用可能な店舗数も22万店舗以上あり、(※)利用者の満足度が92.2%以上という高い評価を得ています。
(※参照:Casa公式 https://www.casa-inc.co.jp/service/estate/guarantee/)
家賃保証プランは住居用と事務所・店舗用とで保証料に違いはあるものの、保証人無しで毎年更新のあるプランというシンプルな内容です。
保証範囲は賃料の他に光熱費や更新料、退去時精算、訴訟費用まで含まれますが、原状回復費用は対象外です。
家賃滞納時の対応は代位弁済請求書を送って入金という一般的な方法が基本(ベーシックプラン)ですが、2015年にリコーリース株式会社と提携して集金代行付き保証サービス(Casaダイレクト)の販売をスタートしました。
これを利用すると滞納報告が不要になり、口座振替の結果に関わらず必ず月末に家賃分の金額が送金されます。管理会社の業務負担は軽くなり、家主は安定した家賃収入が約束され、借主は家賃振込の手間が省けるというメリットがあります。
また、「家主ダイレクト」というプランでは、孤独死保険が自動的に付帯されます。事故物件となることいより、家賃損失を軽減し、より安定的な賃貸経営をサポートしてくれます。
当サイトでは、代表的な家賃保証会社を「プラン・料金や保証範囲、企業情報、評判」などで比較し、おすすめの賃貸保証会社を紹介しています。
賃貸保証会社選びの参考にしてみてください。
プラン名 | Basicプラン・Casaダイレクトプラン・家主ダイレクト(住居) |
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初回保証委託料 | 50%(最低保証料20,000円) |
保証委託契約更新料 | 10,000円 |
プラン名 | Basicプラン・Casaダイレクトプラン・家主ダイレクト(店舗・事務所) |
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初回保証委託料 | 80%(最低保証料30,000円) |
保証委託契約更新料 | 10%(最低保証料10,000円) |
保証期間 | 契約から退去・明渡完了まで |
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保証限度額 | 賃料等の24カ月分 |
保証範囲 | 公式HPに記載なし |
BASIC プランの場合は、滞納が発生した際に、管理会社が代位弁済請求書を送付。入居者からの入金が確認できたらCasaに連絡、入金が無い場合は月末に代位弁済が実行されます。
Casaダイレクト利用の場合は滞納報告不要。引き落としの有無に関わらず、前月末日に振り込まれますので、オーナーへの送金がスムーズ。家主ダイレクトプランの場合もCaseダイレクトと同様に毎月自動で振り込まれます。
会社名 | 株式会社Casa |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル |
設立 | 2008年10月8日 |
資本金 | 15億円 |
加盟団体 | 賃貸保証機構(LGO) |
Casaは、一見システムを見ると他の業者よりも比較的に安く同じ保証会社であれば、コストがかからない安いところにしたいと思いますが、あまりオススメできない可能性があります。
保証会社は、空室を回避するために作られた制度なので、審査が甘いといくら入居者が入っても滞納されてしまうケースがあります。滞納を防ぐためには、入居者への審査を厳しくする必要があります。
しかし、Casaの場合独自の審査基準で入居者の審査を決めてしまうので、場合によっては滞納するリスクを抱えた人を審査で通してしまう場合があります。そのような事態を作ってしまうと家賃収入が不安定になってしまう可能性があるのです。
例えば日本セーフティーの場合、家賃が滞ってしまった場合、立て替えを行ってくれ資金も潤沢なので契約時の内容と違うということはありません。また、入居者の審査も慎重に行ってくれるので未然に滞納常習者を入居しないように配慮してくれます。このような理由で、低コストというだけでCasaを選ぶのはオススメできません。
一社で即決するより、リスクを回避する上でのサービスはどのようなことを行なっているのか?といった目線で他の業者を検討するのも良いでしょう。