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家賃保証会社に支払う保証料の相場について解説しています。
家賃保証システムを利用する際、家賃保証会社に保証料を支払わなければなりません。保証料には、契約のときに必要な初回保証委託料と更新のときに必要な保証委託契約更新料があります。
保証料についてはどの会社と契約しても同じということは無く、保証会社やプラン内容、物件によって異なります。
初回保証委託料の平均相場は月額賃料総額の0.5ヶ月分程度。ただし、最低保証料が設定されている場合は、どれほど家賃が安いところを借りても最低料金が適用されます。
保証委託契約更新料は初回保証委託料よりも低く設定されていることが多く、1年毎の更新で月額賃料の0.3ヶ月分、あるいは定額10,000円というところが多いです。
契約期間中に滞納があると賃料1ヶ月分の更新料がかかったり、場合によっては更新に応じてもらえないこともあるので注意が必要です。
この他、保証料とは違いますが契約事務手数料がかかったり、保証会社が口座引き落としやクレジットカード決済で家賃を徴収する場合は手数料がかかるのが一般的です。
保証料の平均値を知っておくことは重要なことですが、注意したいのは保証会社やプランによって必要となる金額が全く違ってしまうこと。
たとえば、賃貸物件が家賃75,000円、管理費5,000円で賃料合計が80,000円だったとしましょう。以下のようにA社、B社、C社で料金設定が異なります。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
初回保証委託料 | 0.5ヶ月 |
1ヶ月 |
0.8ヶ月 |
保証委託契約更新料 | 10,000円 |
12,000円 |
15,000円 |
2年間にかかる保証料 | 60,000円 |
128,000円 |
79,000円 |
以上のように契約内容によっては2倍程度差がついてしまうことがわかります。
保証会社の用意するプランの中には、初回保証委託料は高めの設定の代わりに更新料なしだったり、初回保証委託料が低めだけれども更新料が高めだったりと、さまざまなものがあります。
保証会社を賢く選ぶためには、1社で決めるということはオススメできません。
その理由として、次の理由があげられます。
値段が同じ保証会社でも、サービスの質は会社によって異なります。
そのために重要なことは各社のサービスの内容を知ることです。
細かいサービス内容を比較することで、どの保証会社が適しているのか区別をすることができます。
いくら信頼できる担当者でも、保証会社がしっかりしているかを見極める必要があります。そこで確認してほしい項目が、資本金や売上高です。保証会社は、未納分が発生すると回収する前に大家さんに代位弁済をします。資本金が潤沢な場合、余力があるので安心して代位弁済を行うことが出来ますが、少ないと何か会社に問題が発生すると、代位弁済が滞る場合があります。そのため、複数の保証会社の資本金や売上高を確認して、その会社の力を見極めることが重要です。
このような理由で、家賃保証会社を選ぶ時には、比較をすることが重要です。しかし、素人が比較をすると、内容や口コミだけで優劣を決めてしまうので、間違った情報で判断をしてしまう可能性もあります。この事態を防ぐためには、プロの目によって精査された情報での比較が必要です。